中国語学習方法

【中国語会話練習】中国人ネイティブと電話しよう!電話で鍛える会話力向上のやり方を徹底解説

国内でも会話練習はできるよ!



皆さんこんにちは、管理人のShuです。今回は日本にいながらでもできる会話練習手段として、Hello Talkを使った電話のやり方を解説します。

皆さんはHello Talkというアプリをご存知でしょうか?言語学習交換アプリとして絶大な人気を誇るプラットフォームで、幅広い言語に対応しています。しかし言語によっては極端にユーザーが少なかったり、出会い目的で使用している気持ち悪い輩もたくさんいます。

しかし皆さん、ご安心ください。このアプリは中国発祥らしく、また中国語の人口を世界一ですから、Hello Talk上にはたくさんの中国語ネイティブユーザーがいます。しかも皆さんのイメージにある通り中国語は勉強大国、真面目なユーザーばかりですので嫌な思いをすることはほとんどないと思います。(それでもたまに変な人はいますが…)



と言っても

「電話をしろって言われたってまだまだ中国語話せないし、何話したらいいかもわからないし、相手も日本語話せなかったら気まづいだけだし…。」と悩む中国語学習者の皆様へ、頻繁にこのアプリで電話をしているShuが

・どのように電話相手を探し
・どのように話題を探し
・どのように会話練習へつなげていくのか



を徹底解説します。皆さんもこのアプリでネイティブとたくさん話せば、留学に行かずとも話せるようになれると思いますよ。



ちなみに、中国語の留学経験なし・純日本人の私がブログやYoutubeで紹介している勉強法を通して、2年間でどのぐらい話せるようになったのかを見たい方は下の動画をクリック!


今回の電話による会話練習ができる人』(Shu想定)

・HSK4級合格までの文法・語彙の知識がインプットされている
・スラスラでは無いが、ゆっくりなら言葉を発せられるレベルである
・オンライン中国語会話にお金をかけたく無い方
・ネイティブの話相手が周りにいない方


*残念ながら、全く話せない方はまずはインプットを重視することをお勧めします。アウトプットはインプットがそもそも無いとできませんので、目安としてはHSK4級合格後の方が適しているかなと思います。


電話で会話練習するメリットって何?



悲しい事に、他の言語は知りませんが、中国語では「会話相手がいないから練習はできない」は言い訳になってしまいます。というのも現代ではオンライン中国語会話もありますし、今回紹介するHelloTalk等の言語交換アプリでいくらでも会話相手は見つかるからです。

しかしながら勇気が出ない…。何を話せばいいかわからないし、自分の中国語はまだまだだし。

こう思うことは至って自然ですのであまり過度にストレスを感じないことが重要です。それよりも「じゃあ、どうやったら会話をしようと思えるのか」かを考えた方が懸命です。ここではHello Talkを使った電話によるメリットをシェアさせていただきます。

①国内にいながら無料でネイティブと話せる

②相手も日本語学習をしているはずなので「自分だけ話せない」と気を揉む必要が無くなる

③ボディランゲージが使えなくなるのでリスニング力向上につながる

④基本1対1なので会話に置いてかれるということがない



②については、多くの方が「まだあまり話せないから…」と言って過度に緊張したり、自分の中国語に自信を持てなかったりしています。

しかしよく考えて欲しいのは、あなたは外国人が一生懸命日本語を話そうとしているのを見て馬鹿にしますか?普通の方なら馬鹿にする事は無く、相手が何か伝えようとしているのなら聞く努力をし、時には正しい日本語を教えてあげると思います。

それは何もあなただけに起こっている問題では無く、電話相手も同じです。”言語交換アプリ”とはお互いが助け合って語学力を高めていくものです。

そこに恥ずかしさや緊張というものは邪魔でしかありません。逆に”失敗”することを期待してやるぐらいの気持ちの方がいいのです。参考書を開いて、そこの練習問題を解いて、文章を読んでいるだけでは「悔しい失敗」をする事はあまりありません。

生の会話なら「なんでこんな簡単なこともパッと言えなかったんだろう」「あの時こう表現していたら良かったのに」という経験をたくさんします。これこそ言語学習に大切なのです。失敗は成功の元というのはまさにこの事で、失敗=当たり前!ぐらいの気持ちでいきましょう。それに「相手も自分と同じような気持ちなんだな」と言った気持ちを持つことも大切です。



③は一見デメリットに見えるかもしれませんが「会話練習」にとっては良いことです。例えば海外で買い物をしたりする時、その言語が堪能でなければ私たちは身振り手振りに頼ります。

しかし電話だと基本これはできません(顔出しすればできるかも)。ですから言葉以外の伝達手段がなくなるので、なんとか伝えようという意識が生まれます。これは言語学習においては非常にメリットと言えるでしょう。



④は例えば留学でのディスカッションや英会話カフェなど複数人で会話をする場合、自分が周りよりもレベルが低いと会話に置いてかれる危険があります。

ここでなにくそ!と自分を鼓舞できる方ならまだしも、それ以降外国語で会話をするのがトラウマになってしまう人もいます。

しかし電話なら基本的に1対1ですので、会話に置いていかれるということがありません。「え、でも相手の言っていることがわからなかったら会話について行けないじゃん」と思われるかもしれませんが、1対1なら聞き取れない場合その都度聞き返すことが可能です。

あんまりたくさん聞き返すとめんどくさいと思われるかもしれない…

こんな心配は本当に必要ありません!“言語交換アプリ”というのはお互いが助け合っていくものです。ですからあなたも相手が聞き取れなければ聞き取れるようにゆっくりしゃべったり、簡単な表現を使ったりする一種の義務が生じます。

過度に心配する人は「自分だけが相手に気を使わせてしまっている」と思ってしまうので、自分も相手にしてあげているという意識を持ちましょう。逆に言語交換学習なのに喋れないことを馬鹿にしてきたり、極端に態度を変えてくる人とはとっととバイバイしましょう。(ほぼいないですがw)

電話で会話練習は難しい?



電話で会話というのは先ほど言ったように確かに難易度が高いです。ボディランゲージや表情が使えないので言葉以外の伝達手段が無く、だからこそこれが会話力向上に大きく起因します。

しかし電話で会話練習というのはペラペラでない学習者にとっては結構ハードルが高いです。「まだ始めたばかりで全然話せない」という理由を除いて、私が考えるに以下のような理由も大きく関係しているでしょう(これが全部ではありませんよ)

・中国語だけで会話なんてできない。相手も日本語話せなかったら気まづくなっちゃう。(→どうやって電話相手を探すのへ

・いきなり知らない人となんて、何を話せば良いのかわからない。会話が止まっちゃったら嫌だな。(→どうやって話題を見つけるのへ

・相手が日本語話せたら、全部日本語になっちゃいそう。相手に頼りきりになっちゃったら自分の練習にならなそう。(→どうやって練習すれば良いのへ



周りにネイティブがいない以上、唯一の手段は電話による言語学習ですが、電話になかなか踏み込めない人は大勢いると思います。ちなみに「全く話せない」場合は今回加味していません。あくまでインプットありきのアウトプットですので、まずは目安としてHSK4級は合格できるぐらいの実力はつけておきましょう。

どうやって電話相手を探すの?



まずHello Talkをインストールしてない方はインストールして、母国語を日本語、学習言語を中国語に設定します。

さてここからが問題です。闇雲に「電話しませんか」と募集すると、本当に様々なレベルの方が連絡してくれます中国語に自信があるなら本当に誰でも良いですが、そうでないなら以下のような方が理想だとは思いませんか?

・日本語は話せるが、100%日本語はまだ難しい。なので中国語を混ぜてくれる

・ちょっと話せるようになったら良いや〜では無く、かなり本気で日本語を学習している方

・留学経験者



これに該当するのが主に「中国の大学にいる日本語学科の生徒」です。
つまりShuと同じですねw
私も東京外国語大学の中国語学科ですので、同じイメージを持ってください。


相互言語学習である以上こちらにも相手を選ぶ権利はあります。こんなに条件をつけるのって、少し上からで後ろめたいと思う方もいるかましれませんが、自分がストレスを感じてしまい次回からの電話に億劫になっても困るので電話相手選びは慎重に行いましょう。

ちなみに頼み方はこんな感じ。たまに「自分で真面目にやっているって言える人はいないと思う」とかチャチャを入れられますが無視しましょう。それでも快く「私できます❗️」という人と電話をすると本当に楽しいですのでおすすめです。


どうやって話題を見つけるの?



さて次に話題選びですが、一番簡単なのは自己紹介からお互いのことについて話すことです。しかしこれには回数を重ねると、ある問題が生じます。

・毎回同じことしか言わなくなる

自己紹介や自分の周りに関することは案外早く言えるようになってしまいます。せっかくネイティブとの会話のチャンスですから、普段話さないことについて話すようにしてみましょう。お勧めの話題は以下の通り

・日中の文化の違い
・西洋とアジア文化の違い
・うまく訳せなかったものや、似たような語彙の違いを聞いてみる



基本的に文化の違いは非常に盛り上がります。インターネットでもたくさんいろんな記事が出てきます。例えば

・中国人が思う日本人の変な習慣

・カナダ人が受け入れられない中国人の4つの習慣(ちなみにこれは上の動画でShuが使っていたやつ。百度で見れます)

・中国人と日本人の似ている習慣



などなど。たくさんあります。他にも話題作りとして最適な最適な参考書として以下のようなものもありますのでチェックしてみてください。ここに書いてあることを直接中国人の方に聞いてみるのも良い練習になりますね。

「餃子を皮から作れる?」「夫が料理をしてくれる?」「文化大革命って分かってないかも?」中国人の友達や先生に聞きたいけれど…。そんな今さら聞けない基本的なことから、長年勉強していても今ひとつ納得できないでいたことまで、100の疑問を解消します! 知りたくて読むからリーディングスキルがつく! すぐに使える会話例も掲載。



例えば目次からいくつかこの本に書かれているテーマを抜粋するとこんなテーマがあります。

・みんな餃子を皮から作れるの?
・伝統的な祭日には何をしているの?
・タクシーも庶民の足代わり?いつもどうやって出勤している?
・南方と北方の境界線はどこにある?


中には難しいものもありますので、自分で選択してみてください。

どうやって練習すればいいの?



さて、ここまでで電話相手と話題の見つけ方について書いてきましたが最後は練習方法です。やみくもに会話を始めるのでは無く、しっかり計画的にやりましょう。まずは時間を決めましょう。お勧めは1時間です。そして自分のノートを用意しましょう。

・日本語30分、中国語30分、合計1時間で練習する(相手も日本語学習しているので、相手の練習にもしっかり貢献しましょう。)

・言えなかったものや、質問したいこと、使いたい表現をまとめるノートを作っておきましょう。会話の中で言えなかったものは覚えておくと後で力になります。



主にこの二つは意識できるとダラダラとなんとなく電話をすることがなくなるのでオススメです。継続は力なりですので、少しづつ頑張りましょう。

ですから電話の前に一言相手に「まずは30分日本語で、後半30分は中国語で話そ!わからなければその都度助け合お!」と伝えておきましょう。

気をつけること



最後に電話学習で気をつけたいことをリストにしておきます。

・変な人(出会い目的)だと思ったらやめましょう。優しさは不要です。変な人は本当にいますし、女性がターゲットになる場合が多いので気をつけましょう。

・わからなければ必ずわからないと言いましょう。相互学習なので、何度も聞き返すことに申し訳なさを感じる必要はありません。聞き取れない時があるのは相手も同じですから。

・新しく覚えた表現、パッと出てこなかった表現・語彙は必ずメモしましょう。慣れるまではまどろっこしいですが継続は命です。

・目的にもよりますが真剣にアウトプットの機械を作ることが目的でしたら、積極的に話すようにしましょう。事前に聞きたい質問リストを作っておくのも良いでしょう。会話は主導権を握っている時が一番やりやすいです。質問される側でも良いですが、質問する側にも積極的になりましょう。

・あくまで相互学習ですので、相手の日本語学習にも真摯に向き合いましょう。要相談ですが、間違っていたら指摘してあげても良いかもしれません。(人によっては逆ギレするらしいので指摘しすぎには注意かもw)



さてここまで読んでくださった皆様ありがとうございました。お金をかけずに会話練習することは可能ですので、是非とも今回紹介した方法を参考にしながら良い電話ライフを送りください。

それではまた次回、バイバイ👋

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SHU
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