発音に対する誤解と声調の重要性
中国語勉強始めたんですけど「発音」が難しくて…。全然相手に言いたいことが伝わらないんです。
という悩みを聞きます。
しかし、よくよく聞いてみると「発音」の中でも「そり舌音」や「e、eng」の発音、「an,ang」の発音が難しいということが多く、「声調」が難しいという話を聞くことは比較的少ないように思えます。
しかしながらここで私の経験ですが、例えば「an、ang」や「in、ing」の発音はそこまで神経質にならずとも伝わるし、「そり舌音」に限って言えばどうしてもできないのなら台湾などの「そり舌」が無いあるいは薄い地域の発音をベースに変えればいいだけの話です。
けれども「声調」だけは違います。なぜ声調だけは間違ってはいけないのか?
その理由はいたってシンプルです。声調が変わると意味が変わるからです。例えば次の例がそうです。
・「请问 qǐng wèn 」=すみません
・「请吻 qǐng wěn 」=キスしてください
・「轻吻 qīng wěn」=軽くキスする、そっとキスする
これらはすべて声調の表記がなければ「qing wen、チンウェン」ですね。
もしあなたが道を聞きたくて、その辺にいる人に「请问=すみません」というべき時に「请吻=キスしてください」といってしまったら?セクハラですね~。
ここでは笑い話にしていますが声調がグダグダな方はかなりいらっしゃいます。
以前Twitterのほうで声調に関してこのようにツイートされてる方がいらっしゃいました。(プライバシー保護のため同じような内容を私のアカウントでツイートしてそれをスクショしたものになります。)

少し厳しく言わせていただきますが「当たり前です」
誤解されている方がいますが中国語の発音の難しさは日本語の「橋と箸」のイントネーションの違いなどと言うような生ぬるいレベルではありません。タイ語や中国語などに代表される「声調言語」と呼ばれる言語はその名前の通り「声調」が命なのです。
まずはこの点をしっかり意識しましょう。なので今一度「zhi,chi,shi , e, eng 」などの発音に悩む以前に「声調」ができているかどうか必ず確認しましょう。
本記事では生まれも育ちも日本で、100%日本人の私がどのような工夫をして声調を学習したのかを具体的に説明し、その後動画を通して私と声調の全パターンを練習していきます。
実は単体でなら発音できる方は多いのですが声調同士の組み合わせになる、つまり単語や文章単位になると途端に正確に発音できなくなってしまう人が多いです。本記事では「1声+1声」「2声+3声」などの全パターンを動画付きで私と練習します。どうか最後までお付き合いしていただければと思います。
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