一会儿と一下儿って何が違うの?


今回は「一会儿,一下儿」


前回の記事で、「一点儿,一些」の違いについて


前々回の記事では「一点儿,有点儿」の違いについて学びました。


まだ読んでない人はそちらもあわせてチェックしてください。

今回はそんな「少し」形シリーズの第三弾で、「一会儿,一下儿」をメインにまとめていきましょう。

一点儿,有点儿 に関して簡単に復習

一点儿

  • 動詞・形容詞 + 一点儿
  • 比較構文で「少し」を表すときに使う
  • 比較の文でなくても比較の意味が裏に隠れている
  • 品詞は<数詞“一”+不定量詞“点儿”>の数量詞


有点儿

  • 有点儿 + 動詞・形容詞
  • 話し手が主観的にマイナスだと思うことに使う
  • 品詞は副詞である
  • 比較の意味はあるわけではない


詳しく知りたい方は冒頭に貼りました前々回記事をご覧ください。

さて今回のメインである「 一会儿,一下儿 」について詳しく見ていきましょう。

一会儿 の使い方


まず核となる考えは、

動作の時間の短さ

時間の短さを表すということです。→「動作の時間」ではないので注意

例えば

请稍等一会儿
 qǐng shāo děng yī huì ér
(しばらくお待ちください。)


过一会儿那个就会消失。
 guò yī huì ér nà gè jiù huì xiāo shī
( しばらくするとそれは消えます。 )


などが代表的ですね。

※しばらくは辞書的に「 短い時間しか経っていない様子 」「 一時的に。仮に 」「 やや長く時間の経つ様子」という3つの用法がありますが、「 一会儿 」はこのうち最初の短い時間しかたってない様子に該当しますので誤解のないようにお願いします。→「しばらく」って長い時間じゃない??とならないようにしてください。


①の時は、 一下 と入れ替えることができます。というのも「 一下 」も「 動作を行う時間が短い」という用法があるからです。

しかし、②の 过一会儿というのは動作の時間ではありません。これは時間自体が少し過ぎるというニュアンスです。

時間自体の短さを表すときは「 一下 」で表せないので注意してください。

「 一下 」は「動作を行う時間の短さ」を表す用法はありますが、「時間自体が短いことを表す」用法はなく、動作が必ず関わるからです。

さて次はそんな「 一下 」の用法を見ていきましょう。

一下儿 の使い方


次に「 一下儿 」の原則は以下の二つです。

動作を行う程度が軽いことを表します。「ちょっと…する」

動作をを行う時間が短いことを表します。
 (この場合は“一会儿”と入れ換えることができます。 )

まず①ですが、代表的なのは「看一下」→「ちょっと見て!」という表現ですね。

時間というよりかは、動作自体が軽やかなイメージがあります。

ちなみに 「一下」は「1回」の意味です。 一回見る→「ちょっと見る」「ちらと見る」という感じですね。

他にも「听一下」「问一下」「考虑一下」「说一下

  • 听一下」 →「ちょっと聞く」
     tīng yī xià
  • 问一下」 →「ちょっと質問する」
     wèn yī xià
  • 考虑一下」 →「ちょっと考える」
     kǎo lǜ yī xià
  • 说一下」 →「ちょっと言う」
     shuō yī xià


イメージはつかめましたか?ポイントは「軽い」です。

②ですが、これは

你在这儿休息一会儿吧
nǐ zài zhè ér xiū xī yī huì ér ba
(ここで少し休んでくださいな)


→「 你在这儿休息一下吧
  nǐ zài zhè ér xiū xī yī xià ba
  (ここで少し休んでくださいな)


で表せるということです。上はどちらも「休む」という動作の時間が短いことを表すので入れ替えが可能です。

かなりイメージを掴むのが難しいですが、①は「 動作の軽さ 」②は「 動作の時間の短さ 」であることを何となくでもいいので抑えましょう。

さて、まだイメージがつかめない人のために「 一会儿,一下儿 」の細かいニュアンスの違いについて見ていきましょう。

会儿,一下儿 の使い分け

すぐ終わらない動作は一会儿,すぐ終わる軽い動作は一下


まず「すぐ終わらない動作は一会儿,すぐ終わる軽い動作は一下」と認識しましょう。

例えば、「 请稍等一会儿 」(少々お待ちください。)は、言われてから椅子に座ってすぐさま店員さ~ん!というわけではないですよね?

待っててくださいと言われれば私たちは椅子に腰かけ、ケータイをいじって呼ばれるまで暇をつぶすでしょう。

しかし、「 看一下 」(ちょっと見る)や、「试一下」(ちょっと試して見る)という行為は、すぐに終わりますよね。

一度ちらと見て終わり、一度ちょっとやってみて終わり、これが「一下」の持つ軽い動作のイメージになります。

ちなみに「等一下」という表現もしっかりあり、この場合「 等一会儿 」よりも短いニュアンスになります。
→ネイティブによっては「ほとんど同じ」とおっしゃる方もいますが文法上の細かいニュアンスとして認識しておきましょう。

時間の長さのイメージ; 一下 < 一会儿  です。

動作の軽さを表す一下は一会儿に置き換えられない


これは例えば、

我可以穿一下吗
 wǒ kě yǐ chuān yī xià má
(ちょっと試着してみていいですか?)


などは「一会儿」では置き換えられません。

こちらは時間自体の長さでなく「動作の軽さ・動作の短さ」を表しているからです。

「 一会儿」 には動作の軽さを表す用法はないのでしたね。

短い時間を表す一会儿は一下に置き換えられない


この「短い時間」というのは「動作の短さ」ではなく「時間自体が短い」ことを示しています。

例えば

过一会儿,警察就来
 guò yī huì ér   jǐng chá jiù lái
(まもなく、警察が来る)


过一会儿 というのは「短い時間が過ぎれば→もうすぐ、まもなく」という表現です。「 过 」は過ぎるという意味ですね。

この場合は動作の短さでは決してないので「一下」で表すことはできません。

「一下」は時間それ自体の短さではなく、あくまで動作時間の短さ・軽さを表すのでしたね。そのため、この時間自体が短いことを表す用法は無いのです。

まとめ


一会儿

  • 動作の時間の短さ (この場合は 一下 と入れ替え可能)
  • 時間それ自体の短さ (この場合は 一下 と入れ替え不可)


一下儿

  • 動作の時間の短さ (この場合は 一会儿 と入れ替え可能)
  • 動作を行う程度が軽い (この場合は 一会儿 と入れ替え不可)


さて、今回はかなりイメージを持つのが難しいなようになってしまいました。

ゆっくりでいいので納得いくまで読んでください。

それではまた次回!!!

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