中国留学に失敗した体験談
皆さんこんにちは、管理人のShuです。
今回は中国留学に失敗した僕の体験談をこの場で書きたいと思います。中国やその他の国にこれから留学を考えている人の有益な情報に慣れればうれしいです。
どこに行ったの?

中国 大連市 遼寧師範大学に本来は1か月半の予定で夏期講座に参加しました。(2019年 07/13日~07/31日)
しかし、上に書いた通り2週間で帰国…。失敗に終わりました。
中には情けない話や文句等ありますが全部読んでくださるとうれしいです。
留学前のレベルは?
- HSK5級(240点)
- 日常会話は問題なし
- 中国語歴1年3か月だが大学で専攻のため毎日やっていた
何が言いたいかというと、
決して日本が恋しくなったり、授業がつらかったから帰ったわけではありません
なので全く初心者で留学に参加する人とは意見が異なる場合があるのでご了承ください。
何が一番失敗だった?

結論、学校選びです。
はい。これにつきます。
留学は語学学習も目的の一つではありますが文化体験、中国を感じたいなど様々な理由があると思います。私は「自分の中国語レベルアップ」が目的でした。
中国語を上達させたいなら田舎はおススメしない
大連市は高校の時に皆さん習ったことのある「旅順・大連」とかいうあの大連です。昔の名残で日本とのつながりが強く観光地としても有名です。
日本語を話せる人も日本が好きな人も中国の中で多く、大連外国語大学や遼寧師範大学など有名な大学もあります。
しかし、こんな情報鵜呑みにすべきではなかったです。
確かに日本が好きな人も多いのかもしれませんが、中国は中国です。日本人だからといって特別にやさしくしてもらえるわけでもなく、北京や上海に比べて田舎の感じが強く、町もお世辞にも綺麗とは言えなかったです。
まだそこまではよかった!それは仕方ないから
問題は学校

遼寧師範大学自体が特別悪いとは言いたくありません。自分の運が悪かったのもありますし、リサーチが足りなかったということもあります。
不満だったところ
- 高級班がなかった(レベルが低すぎて時間の無駄と感じる)
- クラスメートがロシア人、韓国人が8割→英語も中国語もほとんど通じない
- やたらと他の日本人が絡んでくる
1、高級班がなかった!
学校にもよりますが遼寧師範大学の夏期講座は参加人数にもよりますが、
初級、中級1、中級2、高級
があります。しかし、何をもって中級にするのか高級にするのか意見が分かれるところではありますが、ほとんどこのレベルあてになりません。
そもそも私はネイティブスピーカーがいないことは百も承知でしたし、そうではなくてクラスメートにペラペラな子がたくさんいて自分のレベルが一番下であること期待していたのです。
北京に留学に行った友達が、北京語言大学や北京大学は高級班がちゃんとあって周りは基本ペラペラ。レベルも高く人数も多かったと言っていました。
しかし、遼寧師範大学はこの高級班がなかった…。テキストも私の大学である東京外国語大学のほうがレベルが高かったです。つまらなかったです。
2、クラスメートがロシア人、韓国人が8割→英語も中国語もほとんど通じない
これはどうしようもないことですが(笑)ちょうど、韓国とロシアの団体が来ており、韓国人は30人ぐらい、ロシア人が50人ぐらい(ほとんどは初級)
韓国人はまだ上手なのですが、ロシア人の発音のまあひどいこと。何を言ってるのか先生ですらわかってない様子でした。また日本人が積極性無いなんて本当に誇張表現で、ロシア人とか韓国人も全然積極的に発言するわけでもなく、同じ国の人同士でたむろっています。
また彼らは全然英語が話せなかったのもつらかったです。中国語が通じないなら英語でコミュニケーションをとればいいやと思っていましたが、全然通じない!
めんどくさくなって早々と諦めました
3、やたらと他の日本人が絡んでくる
これもストレスでした。英語が通じない、中国語ペラペラの人も一人もいない。
ならせめて自分一人でも常に中国語では考えることは可能です。脳内の中だけでも中国語で考えればレベルアップは期待できます。
しかし、ほかの日本人(多くは年齢がかなり上の人)が私が話せるとわかっているせいかやたらと絡んでくるし、日本人同士で集まって何かをしたがり、頻繁に食事会を企画しようとしたり、ただ食堂に行くだけなのに他の日本人を待って集まってからもどこで食べる何を食べるだのうるさかったです。
もうこれは私の性格によるものなので何とも言えませんが嫌な気持ちにはなりましたし、正直めんどくさかったです。
帰国を決意

10日ぐらいが経った後帰国を決めました。理由は二つ
- 日本で勉強したほうがストレス無く頑張れる(病んで寮にこもっては本末転倒)
- 中国の生活環境がどうしても受けつけなかった
二つ目に関しては触れませんが、日本で勉強した方が上記のような不満はなく結局勉強が捗るなということに気づきました。
街に出て見れば?というアドバイスは無益
よくこういう文句を言うと「学校がだめなら、街に出て実際に中国人と話してみれば?」と知ったように偉そうに言ってくる人がいます。
しかし、中国の方には中国の方の生活がありますし知らない人間にやさしく接してくれる人もいるわけじゃないし、街に出て買い物とか乗り物で使える中国語なんて日本で学べます。
その人のレベルや目的にもよりますが、私には合わなかった部分が多かったようです。
学校選びは本当に大切
今回の留学は短期だったので途中帰国もできたし(親に謝りましたが、わかってもらえました)費用に関しても寮は日割り計算で残り日数も返金、学費も全額ではないですが半分は返ってきました。(それを要求できる中国語力があったからですが)
よく日本人が少ないところを選んで田舎地域やよくわからない大学に留学したがる人がいますが結局は大都市、有名大学がベターだと思います。
日本人と関わりたくなけらば関わらなけらばいいし、何より有名大学、大都市のほうがレベルの高いクラス、幅広いチャンスが広がります。
留学に行く前は自分のレベルと留学の目的を分析すべき

今回は「中国語レベルアップ」が目的だったためこのような不満点が残りましたが、中国の文化を知りたいなどだったら感じ方はまた違ったと思います。
また自分が全くの初級者だったら、クラスのレベルの低さにも不満を抱かなかったかもしれません。
全て「たられば」になってしまいますが、皆さんが留学する際の一つの参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。それではまた別の記事で。