参考書紹介シリーズ始めます
皆さんこんにちは管理人のShuです。
今回から徐々にではありますが私が実際に使ってみて良かった参考書をこのブログにて紹介していきたいと思います。
私自身中国語は1年でHSK6級に合格していますが、非常に多くの参考書を試してきました。このブログを読んでくださった方が納得のいく参考書に出会えるようお役に立てたら光栄です。
品詞別・例文で覚える HSK基本語彙1級‐4級
今回紹介させていただくのはこちらの参考書

価格;2200円(Amazon)
レベル;初級~HSK4級程度
お勧め度;☆☆☆☆☆(☆5個中)
HSK参考書の定番単語帳ですね。基本的に中検を受ける人はアルクの「キクタン」シリーズを、HSK受験者はこちらの「基本語彙」シリーズか、「トレーニングブック」シリーズが王道かなと思います。
おすすめの理由

- 級別に分かれているので自分が今どのレベルまで覚えたのか一目でわかる
- 例文が単純でわかりやすくアレンジを効かせやすい
- 品詞別に分かれているので例文も確認すれば、その品詞がどこに入るのかを学習できる。
まず一番の理由は「 級別に分かれているので自分が今どのレベルまで覚えたのか一目でわかる 」ことです。
1級ならどこまで、2級ならどこまでと分けてあるので自分に必要な級まで勉強が可能です。
また、例えば4級単語でもたった600個しかないので、1級や2級なら早い人なら1週間もかからず覚えられると思います。要はサクサク進むので挫折しない参考書と言えます。
2の「例文がわかりやすくアレンジが効かせやすい」というのは「トレーニングブックシリーズ」と比べた意見になります。
トレーニングブックシリーズは収録単語が4級以下でも、例文がどう考えても4級の人には難しいし、長いし、複雑です。本来は単語と、その使われ方を見たいだけなのに文が複雑すぎて参考にならないんですね。
それと比べるとこの「基本語彙」シリーズは例文が簡単なので、自分で入れ替えフレーズ等を作って勉強することが可能です。
次は、3の「品詞別に分かれているので例文も確認すれば、その品詞がどこに入るのかを学習できる。」についてです。
まず語学を学ぶ上で大切なのは文の構造とそれに伴う単語の品詞を理解することです。
例えば、本来名詞が入る場所に動詞が入ってたらおかしいですよね。
例;サッカーをした。私、君と昨日。
日本語は基本的に、SOV(主語+目的語+動詞)ですから、単語を覚えたらこの順番に当てはめれば自然な文ができるわけです。
中国語は、SVOですから、例えば次の文は本来おかしいわけです。
例;买我们水果。
ここで品詞を見ると、买(動詞)、我们(主語)、水果、(目的語)。ですね
これを先ほどのSVOに当てはめれば
例;我们买水果。(私たちは果物を買います。)
となって文ができるわけです。
つまり、自分が学んでいる単語の品詞を把握するというのは「正しい文を作る」上で必要不可欠なわけです。
この点から、「基本語彙」シリーズは品詞別に並んでいるので上のような場合には非常に参考になります。
見方を変えると良くない参考書?

しかし上のような
点が全ての人に当てはまっておすすめできるわけではありません。
- 単語をグループで覚えたい人
- 多少レイアウトが欲しい人
- CDで例文までリスニングしたい人
まず、単語をグループで覚えるというのは例えば「家族に関する単語」「乗り物に関する単語」という形で覚えたい人は「トレーニングブックシリーズ」のほうが適しています。
またレイアウトもモノクロなので少し寂しい気もします。
更にCDの音源が単語単体にしかありませんので例文でリスニングも一緒に鍛えたい人にはやはり「トレーニングブックシリーズ」が適しています。

このように自分がどのような単語帳なら覚えやすいかを考えて選ぶと良いでしょう。
私にとっては「トレーニングブックシリーズ」よりも、この「基本語彙」シリーズのほうがすんなり覚えられたのでこちらをお勧めします。
ぜひ書店に足を運んで見比べてみてください。
さて今回はこの辺で!次回は「トレーニングブックシリーズ」のほうに単語帳を紹介し、今回と比較検討していきたいと思います。
少しでも皆さんの参考書選びのお役に立てたら嬉しいです。
それではまた次回