なかなか話せるようにならない
今回の話は動画でも説明しています。文字読むのめんどくさい人は動画をクリックしてください。

中国語の勉強を始めて結構経つけど全然話せるようにならない。
こんな悩みを持つ方が跡を立たないですね。私自身ネイティブみたいにペラペラに話せるわけではありませんが、たった1年半の勉強でも国内にいながらコミュニケーションには問題ないほど話せるようになりました。(Twitterを見てくださってる方は知っていると思います。)
そのために何をしたのか?色々とこのブログでこれまで書いてきましたが、今回はその一つの方法として『短文作成勉強法』を紹介します。
この方法は過去に書いた「200字作文」とは単純に文章量が異なるのですが、やり方が比較的簡単な点が最大の利点です。(url :中国語200字作文のすゝめ)
是非最後まで読んで実践してみてください。
話す練習をしていますか?
まず最初に「話せるようになりたいと思っている方」に聞きたいのは
『話す練習をしていますか』
非常にシンプルですねw 当然ですが、話せるようになるには話す練習をしなくてはいけません。
例えば「サッカーが上手くなりたい!」と思っているサッカー少年がボールを蹴らずにランニングばかりしていたらどうでしょうか?もちろん上手にはなるかもしれませんが、直接的に必要な条件ではありませんよね。サッカーが上手くなりたいなら基本的にはサッカーの練習をしなければいけません。
つまり「話せる」ようになりたいなら「話す練習」をしましょう。
話す練習とは単なる作文ではありません。実際に口に出して『口頭で作文』をすることでより効果的に「スピーキング」を育てることができます。
それでは具体的にその方法を話していきます。
短文作成勉強法
【用意するもの】
単語帳やフレーズ集など、何か一冊
はい。たったこれだけです。
今回は私が最近買った「瞬訳中国語、中級編」を使います。個人的におすすめです。
ステップ1:言えるようになりたい言葉を選ぶ。
ステップ2:その言葉を使って簡単な文を口頭で作成する
ステップ3:一度作った文を何回か復唱する
このステップを踏むことが大切です。具体的に考えてみましょう。
例えば「瞬訳中国語、中級編」のなかで
『めんどくさそうにいう』
↓
『很不耐烦得对我说』
というものがあります。これを使って本当に何でもいいので文章を作ってみます。
例1:
我妈妈很啰嗦,所以我很不耐烦得对她说,“妈,你别管我”。
ママはほんとに口煩くて、だから私はママにめんどくさそうに、“ママ、私に構わないでよ”と言った。
例2:
“你一个人做吧!” 他很不耐烦得对我这么说了。
“君一人でやれよ!” 彼はめんどくさそうに私にこう言った。
このような感じで文章をいくつか作っていきます。しかし、ここで注意事項があります。
✅【完璧な文でなくて良い】
→文法やコロケーションが間違っていてもとりあえずは気にしない。
※HSK4級程度の最低限度の文法は必要ですが、例文を作る際にそれほど難しく長い文を作る必要は全くありません。「我看书」や「他等我」等のシンプルのものでも全然いいのです。大切なのは『自分で創作して使った』という経験を積むことです。
✅【意味わからん文でも全然OK❗️】
→普段の会話の中でロジックがでたらめな発言をしたり、唐突に「あれ、これ、あの話」などと会話を始めると、聞き手側からすれば「え?何言っているの??」となりますがこの練習ではそんなこと全然考えなくて大丈夫です。
例えば「没意思=つまらない」という単語を習ったとします。
この場合、何の文脈も無しに「彼がさっき言った話は本当につまらない=他刚才说的话真的没意思。」と言ったとしましょう。
この会話では「彼」も「さっき言った話」も何の話だかわかりませんが、この練習法の中では全然これでいいのです。細かく設定しなければ気が済まない性格なら、設定してもいいですが、スパスパ進むことを意識しましょう。
まとめ
・「話せるようになりたい」なら「話す練習」をしなければいけない
・用意するのは単語帳かフレーズ集のみ
・とにかく「使った」という経験を積むことを意識する
・作る文は完璧でなくても、ロジックがでたらめでも全然問題無し、スパスパ進むことを意識しよう
さて今回は私が今でもやっているスピーキング練習について話させていただきました。HSK4級がひと段落してこれからスピーキングの練習をしたいけどどうしていいかわからない!という方へ少しでも参考になれば幸いです。
それじゃあ、また次回、バイバイ👋