中国語が話せるようになりたい

中国語が話せるようになりたいけど全然先が見えない。

何単語覚えれば話せるようになるの?
こう思う方多いのではないでしょうか?始めたはいいけどいったいどれくらい勉強したら中国語を話せるようになるのかって先が見えないのがちょっと嫌ですよね。
もちろん人によって中国語の勉強に費やせる時間も、言語学習への慣れも違いと思いますから、目安を提示するのは少し難しいです。
しかしこの記事では私個人の感覚や既に中国語を話せる方たちの話も参考にしながら『何単語覚えれば話せる?』という疑問に答えていきたいと思います。
*ここでは話せると言う段階を2段階に分けます。なおネイティブのようにペラペラレベルは想定していませんので初級〜中級をイメージしてください。
⓵自分でようやく単語を組み合わせて超簡単な文を作れる段階
⓶完璧ではないが日常会話では苦労することは無く、会話を楽しめる段階
中検3級・HSK4級
以前紹介したオススメ単語帳の記事でも書いたとおり、初心者がまず目指すべき語彙数というのは大体1200〜2000単語程度です。
HSK4級1200単語で日常会話レベル、中検が3級2000単語で同じく日常会話レベルとしています。
しかし感覚的には1000単語を覚えたあたりからそれまで全く言葉を発することができなかったのが、徐々に文が組み立てられるようになっていきます。
ですから最初の⓵自分でようやく単語を組み合わせて超簡単な文を作れる段階は1000語あたりと言えると思います。
中検2級・HSK5級
『⓵自分でようやく単語を組み合わせて超簡単な文を作れる段階』この段階では言葉は発せますがまだまだ会話はできません。
せいぜい自分の思いをゆっくり伝えたり、何か簡単なお願いができる程度でしょう。
しかし、もっと楽しく円滑なコミュニケーションを取りたい!となったらもう少し単語数が必要です。それは中検2級・HSK5級程度です。
・中検2級…計3000語(準4級からの合計)
・HSK5級…計2500語(1級からの合計)
このぐらいあればかなり会話ができますし、しっかりとスピーキング練習も毎日やればビジネスレベルに達することも可能でしょう。
ですから、ここでは『⓶完璧ではないが日常会話では苦労することは無く、会話を楽しめる段階』に関しては2500〜3000単語にしておきます。
各言語で必要語彙数は違う?
各言語で80〜90%理解するに必要な語彙は以下のようになっているようです。
・日本語:10000語
・ドイツ語/ロシア語/韓国語/中国語:5000語
・英語:3000語
・フランス語/タイ語:2000語
・スペイン語/イタリア語/ポルトガル語:1500~1800語
中国語は大体5000言語必要なんですね。これはHSK6級の語彙数に相当するので“ペラペラ”を目指すのならHSK6級までをまずは完璧にするのがいいでしょう。
しかしHSK6級になると書き言葉や成語も増えてくるので、実際に中国語で生活したり友達と楽しく会話したりするにはまずは2500単語を目指すといいでしょう。

OK!じゃあ、ある程度不自由なく話すには2500単語ぐらいは必要なんだね!
覚えてる単語の全てを使えるとは限らない

・Passive Vocabulary…インプットした知識(使えるとは限らない)
・Active Vocabulary…インプット知識の中でアウトプットできる知識
上記画像のようにあなたが覚えた総語彙数が青い丸だとしたら、その中には
・見てわかる
・聞いてわかる
・見てわかるが聞いてはわからない
・言えないが書ける
・書けないけど言える
・どの局面でも使える
こういった種類の単語があります。会話ができるようになるためにはこの中でも上の赤丸(アクティブ語彙)を増やす必要があります。
注意したいのは覚えた単語=使える単語にはならないということです。
なので、先ほど提示した語彙数よりも多く覚えてようやくその一個下のレベルの文が楽に作れるレベルになれるのかなと思います。
例えば、
・中検2級の単語をしっかり覚えて3級ぐらいのレベルがスラスラ言えるようになる。
・HSK5級の単語をしっかり覚えて4級ぐらいのレベルがスラスラ言えるようになる。
ですから常に一個上のレベルのものは目指すようにしておくといいでしょう。
*中国語は漢字が使われているので特に注意❗️
中国語は漢字のため日本人にとっては読むのは非常に簡単です。そのため、ちゃんとリスニング・スピーキング練習もやらないと『見ればわかるけど使えないし聞いてもわからない単語』ばかりになってしまうので注意してください。
オススメ単語帳
以下でオススメ単語帳について紹介していますので今回の話も踏まえてぜひ参考にしてみてください。
それでは今回はこの辺で、バイバイ👋