中国語の【量詞】をマスターしよう!


中国語における量詞


前回記事では「所有の“有”と存在の“有”」について学習しました。まだ読んでない人はぜひチェックしてください。

日本語でも物を数えるとき,「1本,2冊,3台…」というように,何を数えるかによって数える単位が変わりますが,中国語にも「量詞」という数える単位が存在します。ここでは事物を数える「名量詞」を覚えましょう。

また動詞の数を数える動量詞という概念も存在しますが今回の記事では扱いません。

量詞とは?


量詞とはその名の通り、事物の量を数える概念になります。

これまでの記事の例文でも量詞が入っていたはずです。

例えば「一个人」の「 ge」や、「一本书」の「 běn 」がそれにあたります。

ここでは代表的な量詞を上げておきますので、ぜひ覚えてみてください。

・【 ge 】→ 人間や果物など、さまざまなものに広く使える
・【位
wèi 】→ 人間を指す場合のうち、目上の人やお客さまなど、対象を尊重していることを示す
・【张
zhāng 】→ 紙、ベッド、テーブルなど、平らな広い表面があるものを数える
・【支
zhī 】→ 鉛筆やボールペン、タバコなど、棒状の物に使う
・【把
】→ 柄や持ち手がついていて、手で握ることのできるもの に使う
・【本
běn 】→ 本、雑誌、帳票類などに対して使う
・【条
tiáo 】→ 魚、糸、道、川、ズボンなど、細長いものに対して使われる (なぜか中国では犬を表す“狗”もこの量詞を使います。)
・【幅
】→ 絵や布に対して使われる
・【件
jiàn 】→ 衣服や事柄に対して使われる
・【部
】→ 映画やドラマなどの映像作品に使う
・【只
zhī 】→ 犬や猫などの小型の動物に対して使われます( 一方、ゾウなどの大型の動物は「头(Tóu)」で数えます。 )
・【辆
liàng 】→ 車を数えるときに使われる。自動車だけでなく、電車、バス、タクシー、自転車やバイクなど、およそ車両であるものはすべてこれを使うことができる。
・【座
zuò → 山、ビル、宮殿のように、大きいもの・固定されたものに対して使われる。ほかにも、村や町、橋や塔、大きな仏像などにも使われる。


※上にあげたものはかなり定番のものなのでよく使うのですが、基本的に困ったら 【 ge でOKです。個人的な経験ですが、中国人の友人にあまり細かく量詞を使い分けると「よく勉強している外国人」と思われることもあるそうですw あまりマニアックな量詞はそれほど覚える必要がないのかもしれませんね。しかし、HSKに出題される量詞は必ずマスターしましょう。


量詞の基本語順①


量詞の基本語順は上のようになります。

三个人
 sān ge rén
 三人の人

一张桌子
 yì zhāng zhuō zi
 一つの机

两只猴子
 liǎng zhī hóu z
 2匹の猿


量詞の基本語順②


「これ、あれ、それ」などの指示代名詞を入れるときは、先ほどの基本語順の先頭に入れます。(上画像参考)

这两件衣服
 zhè liǎng jiàn yī fu
 この2着の服

那五辆车
 nà wǔ liàng chē
 あの5台の車

这三本书
 zhè sān běn shū
 この3冊の本


量を尋ねるとき(+不特定を表すとき)


「何人いる?」や「いくつある?」など量を尋ねるときは「多少duō shǎoと几jǐ 」を使います。

一応の違いは以下の通り

多少 (+量詞)+名詞→いくつでもOK( 量詞 はよく省略する)
+量詞+名詞→基本的には1~9の範囲を表す。


例えば「今教室には何人生徒がいますか?」と聞くときは以下のようになり両者のニュアンスの違いは次のようになります。

教室里现在有多少学生?→10人以上
 jiào shì li xiàn zài yǒu duō shǎo xué shēng  

教室里现在几个学生?→10人以下
 jiào shì lǐ xiàn zài jǐ ge xué shēng  


また、「私は本を何冊か持っています」や「公園にはいくつかトイレがある」などの「何冊」「いくつか」といった具体的な数を把握してない不特定のものを表すときも「 多少と几 」をつかいます。

我有几本书。
 wǒ yǒu jǐ běn shū
  私は本を何冊か持っています

公园里有多少个洗手间。→トイレ多いですねw
 gōng yuán lǐ yǒu duō shǎo ge xǐ shǒu jiān
  公園にはいくつかトイレがある


量詞の重ね型


量詞には重ね型というものがあります。

例えば、

把把椅子都很新 。
 bǎ bǎ yǐ zǐ dōu hěn xīn
 全部の椅子が新しい。

个个人都是外国留学生。
 gè gè rén dōu shì wài guó liú xué shēng
 全員外国人留学生だ。


基本的に「 」一語でも全てを表しますので、この重ね型はあまり使われることはないと思いますが、より「全部、すべて」を強調する役割を持っています。

“一+量詞の重ね型”


この他にも「一+量詞の重ね型」というものがあり「たくさんの」といったように数が多いことを表します。

一件件漂亮的衣服
 yí jiàn jiàn piào liang de yī fu
 たくさんの綺麗な服

一辆辆汽车停在这里。
 yí liàng liàng qì chē tíng zài zhè li
 たくさんの車がここに止まっている。


まとめ


POINT

  • 量詞とはその名の通り、事物の量を数える概念である
  • 基本的に困ったら 【 ge でOK
  • 「数詞+量詞+名詞」が基本語順、指示代名詞「これ、それ」を入れるときはその前に入れる
  • 「何人いる?」や「いくつある?」など量を尋ねるときは「多少と几」を使う
  • 量詞の重ね型は量が多いことを表す

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