述語の中に主語+述語
前回は形容詞述語文と飾りの「很」について学習しました。
まだチェックしてない方はチェックしてください。
さて今回は慣れてない人には少し難しいかもしれません「主述述語文」について学習しましょう。
わからなければよ~~~~く例文を読んでその構造を把握していきましょう。
主述述語文とは

主述述語文とは上の画像のようにまずは「主語+述語」の関係があり、その述語の中にさらに「主語+述語」という関係がある文のことです。
説明は正直このぐらいですが、例文をたくさん用意しましたの一つずつ見ていきましょう
・我哥哥个子很矮。
wǒ gē ge gè zi hěn ǎi
私の兄は身長が低い。
説明;我哥哥(大主語) + 个子很矮(大述語)ですが、この述語の部分でも 个子(小主語)+很矮 (小述語)という構造があります。
・我嗓子有点儿疼。
wǒ sǎng zǐ yǒu diǎn ér téng
私は喉がちょっと痛いんですよ。
説明;我(大主語)+ 嗓子有点儿疼(大述語)ですが、この述語の部分でも 嗓子(小主語)+有点儿疼 (小述語)という構造があります。
・现在我心情很好。
xiàn zài wǒ xīn qíng hěn hǎo
今私は気持ちが良いです。
説明;我(大主語)+ 心情很好 (大述語)ですが、この述語の部分でも 心情(小主語)+很好(小述語)という構造があります。
さてここまでで大体の構造はつかめましたか?
あと三つ例文を見て確認しましょう。
・大家工作特别忙。
dà jiā gōng zuò tè bié máng
みんなは仕事が特に忙しい。
・张老师眼睛很不好。
zhāng lǎo shī yǎn jīng hěn bù hǎo
張先生は目がとても悪い。
・ 他头发非常短 。
tā tóu fa fēi cháng duǎn
彼は髪の毛がとても短い。
次の文と何が違うの?
ここからは細かい話になるので、細かいことは気にしないぜ!!!って人は読まなくても大丈夫ですが、ぜひ読んでください(矛盾)
次の文は何が違うのかわかりますか?
① 我哥哥个子很矮。
wǒ gē ge gè zi hěn ǎi
私の兄は身長が低い。
② 我哥哥的个子很矮。
wǒ gē ge de gè zi hěn ǎi
私の兄の身長は低い。
はっきり言って、言いたいことは同じです。
しかしながら伝えたいメインの部分が異なるのが難しいところです。
まず上の①は、大きな主語 「我哥哥」 と大きな述語 「个子很矮」 からなりますので最初に 我哥哥 という大主語に焦点が合い、そのあとに身長は低いという文の主語である 个子 に焦点があっていきます。大きいほうから小さいほうへとズームが変わっていくイメージです。
しかし。②のほうはどうでしょうか?②はそもそも主述述語文ではなくただの形容詞述語文です。
構造としては 「我哥哥的个子」という主語と「很矮」 という述語からなりますので、そもそも構造が違います。
この②の中では最初に焦点は 我哥哥的个子 という(兄の)身長に当たります。そして次にその兄の身長が低いということを説明しているのです。
以下の文も上の説明同様の違いが存在します。
・ 张老师眼睛很不好。
zhāng lǎo shī yǎn jīng hěn bù hǎo
張先生は目がとても悪い。
→まず 张老师 に焦点が当たる。
・ 张老师的眼睛很不好。
zhāng lǎo shī de yǎn jīng hěn bù hǎo
張先生の目がはとても悪い。
→(張先生の) 眼睛 に最初に焦点が当たる。
細かいことは気にしないぜ!!という方はそこまで深く気にしなくていいかもしれませんが主述述語文の存在は知っておきましょう。
まとめ
- 主述述語文とはまずは「主語+述語」の関係があり、その述語の中にさらに「主語+述語」という関係がある文のことである。
- ただの主述文とはニュアンスが少し異なり、言いたいメインの焦点が違う