中国語文法講座

数量表現のまとめ(時間・年齢など)【中国語文法講座#6】

おしながきと前回の内容

前回は語気助詞の「吧」について学習しました。まだ読んでない人はぜひ前回の内容を読んでから今回のをお読みください!

語気助詞の「吧」とは【中国語文法講座#5】おしながきと前回の内容 前回は様々な疑問文について学習しました。まだ読んでない人はぜひ前回の内容を読んでから今回のをお読みください! ...

今回は数量表現をまとめて覚えていきます。数量表現と言っても動作の回数を表す動量詞や、名詞の数を表す名量詞ではなく、数字・年齢・時間・お金などを表す表現について学習していきます。

今回学ぶこと

・数の言い方
・“几”と“多少”の使い方
・年月日/曜日
・時刻
・年齢
・値段

また合わせてプライベート中国語講座、毎週日曜日にやっている作文講座も興味があればご覧ください。(バイリンガル講師も在籍しました)

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また今回の話はPDFでもご覧いただけます。テキストのように印刷するなりしてお使いください。

数の言い方

中国語の数の数え方は日本人にとっては比較的簡単です。

10以降は漢数字で考えると読み方が非常に簡単になります。というのも1199までは漢数字に 直してそのまま読むだけです。例えば21は「二十一」としてそのまま読みます。

*「二十一」「三十六」などの挟まれた際の真ん中の「十」は軽声で読みますので注意しましょう。

*「101」や「1001」「10001」のような時は間に0が何個あっても「零ling2」を入れて表現 します。 例えば「一百零一(101)」や「一千零一(1001)」や「一万零一(10001)」などです。

110のようにある位以下が0の場合,最後の単位を省略できます。ただし1010のように上位に も0を持つ数は最後の単位を省略できません。 「一千零一=1001」「一千零一十=1010」「一千一=1100」と言いますので間違えないよう にしましょう。

*「200」「2000」「20000」などは「䫆百」「䫆千」「䫆万」と「二」では無く「䫆」を使 います。(200は二百とも言います)

“几”と“多少”の使い方

多少はどちらも数を尋ねる時に使いますが少し違いがありますので覚えておきましょう。

”:1桁の数を想定している時に使います。
例→我有几个问题想问你。( あなたに聞きたい問題がいくつかある。)

多少”:どんな数でも数える事ができます。
例→你们公司有多少(个)员工? (君の会社には何人の従業員がいるの?)

*「几」には量詞が必要ですが「多少」は必ず必要というわけではありません。
*1桁を想定しているしていないに関わらず「多少钱」などのように決まりフレーズになっているものもあります。

年月日/曜日

・西暦~年は数字をそのまま読みます。
例:「1999=一九九九(yī jiǔ jiǔ jiǔ)」「2003=二零零三(èr líng líng sān)」 1980=一九八零(yī jiǔ bā líng)」など

1月~12月は以下のように読みます。

*「一月」の声調は一声のままで声調変化はありません。
*日にちは口語では「号」、書き言葉では「日」を使って言います。 例:「3日=三号」「15日=十五号」「23日=二十三日」など

・曜日は以下のように3通りの言い方があります。(普通话学習者は上2種類を使えればOKです)

*日曜日だけは数字ではなく「天」なので注意しましょう。また他に「星期日/周日/礼拜日」という時もあります。
*何曜日?と聞く時は「几」を使って「星期几」と言います。

時刻

・「~時~分」は中国語で「~点~分」と言います。
→発音は「点 dian3」「分 fen1」です。

○6時20分=「六点二十分」
○1時5分=「一点五分」
○10時40分=「十点四十分」

2時」は「二点」では無く「两点」と言うのが一般的です。

・30分は「半」、15分は「刻」を使って表すこともあります。15分は「一刻」、30分は「半」、45分は「三刻」です。

○5時半:五点半
○2時15分:两点一刻
○12時45分:十二点三刻

「分」と「分钟」の違い

時間量がテーマのところで「~钟」と言う表現が出てきますが「分」と何が違うのか、以下の表を見て確認しておきましょう。

「三十分钟」は「半个小时」とも言う事ができます。
*時間量の時は「两」を使います。 例えば「2時間=两个小时」「2分間=两分钟」「二日間=两天」などです。

「~時間」/「~分間」/「~秒間」の言い方

ついでに時間量表現の「~時間/~分間/~秒間」を覚えておきましょう。

「二个小/二分/二秒钟」とは普通言いません。時間量には「两」を使います。
*「~時間半」と言いたい時は「~个半小时」と表現します。(:一个半小)

年齢

年齢は日本語と同じ「歳=岁」を使って書きます。『私は20歳です。』など年齢が述語になると きは「是」を入れません。(以下参考例↓)

また相手に年齢を尋ねる際は注意が必要で「多少岁」や「几岁」とは言わず「多大(了)?」と 言います。(「多少岁」と言う表現はありません。「几岁」は表現としては正解ですが小さい子 供に対して使用します。これは「几」が本来1桁の数字に対して用いられる語だからです。)

他にも丁寧な聞き方として「多大岁数」や「多大年纪」などもありますので以下表で確認しましょう。

*「了」がつくと「いくつになった?」と言うニュアンスになります。 例えば「君の弟今年でいくつになったの?」は「你弟弟今年多大了?」と言います。

干支で年齢を尋ねる?

直接年齢を聞くというのは日本でも中国でも人によっては失礼に当たるようで、そんな時に中国語では相手の干支を聞き出し、そこから計算して大体の年齢を割り出すようです。中国に行けば聞かれることもあるかもしれませんのでここで覚えておきましょう。

干支の聞き方:你属什么?(あなたの干支はなんですか?)

「属」は本来〜に属するという意味を持ちますのでそこから転じて「~年(どし)」に生まれた という意味になります。

答え方は「什么」を自分の干支に変えて言うだけです。

日本では十二支の最後は「イノシシ」ですが、中国語では「豚」になります。

値段

最後は中国語でお金を数える言い方を学びます。書き言葉と口語で微妙に違うので注意して覚え ましょう。

*「元」は10角、「角」は10分です。
*2つ以上の単位が並ぶ際例えば「17元6角」「3元5角2分」などは最後の単位を省略して「17 元6」「3元5角2」ということもできます。
*真ん中の「角/毛」が0の場合はそのまま「零」を加えます。例:「5元7分」→「五元零七分」

値段の表現は一般に「是」を持ちません。(否定の時は「不是」を使いますが)日本語の「これ は~円です」などの「は」につられて「是」をつけないように気をつけましょう。

値段の聞き方には「多少钱」や「怎么卖」などがあります。後者は何か量を基準として売ってい る場合に「どのように売ってますか?→~あたりいくらですか?」などという場合に使ったりし ます。(:这个怎么卖?→一斤五十块。」

それでは今回はこの辺で繰り返しになりますが「プライベート中国語講座」「作文講座」もよろしくお願いします!

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