単語カードって原始的
単語が全然覚えられない!
文法はある程度有限ですが単語は無限ですよね。言語は毎日少しずつ形や意味を変化させており、一昔前までAという意味で使っていた単語が若者にはBとして認識され、それが現代では当たり前に認識される。こう言ったことも少なくないです。
学習者はそんな単語の多さに頭を悩ませるのであり、しかし逆に言えば単語を制すれば語学を制したようなもの❗️
ということで今回は単語学習に最適な『単語カード』についてお話しします。
【今回の内容】
✔︎ 回転率の重要性
✔︎ 単語カードを使う理由
✔︎ 作る過程は非効率的という意見も
✔︎ 単語カード作成・使用の注意点
✔︎ おすすめ単語カードアプリ
単語学習は「回転率」が重要
少し前に下のような記事を書きました。日本人というアドバンテージを使って中国語の単語は覚えた方がいいですよって話でした。まだ読んでない方は目を通してくださいね。
この記事内で『回転率』が最も大切という話をしたのですがここでも簡単に説明します。
回転率とは…どれだけの頻度で同じ単語に出会ったかというものです。
人間は一度に触れる時間が長いものより、何度も回数を重ねて触れたものの方が長い目で見るとよく覚えていられる傾向にあります。これを「長期記憶」と呼びます。
例えば、初見の人とカフェで5時間会話をしたとしましょう。その日あるいは二日目ぐらいまでは覚えているかもしれませんが、おそらくすぐに顔が思い出せない程度まで忘れます。
しかし毎日会話を10分程度でもいいので交わす相手はどうでしょうか?おそらくそうそう忘れることはないでしょう。短期記憶として認識されたものが、0に戻る前にまた覚え直すというプロセスを踏んでいるため、それがだんだんと長期記憶に変化して忘れなくなるというものです。これが『回転率』の重要性についての話でした。
要は、触れる時間より、触れる回数が重要❗️「お、また会いましたね、こんにちは☺️」という回数を増やすことが大切ということです。
単語カードが最高
普通の単語帳で学習を繰り返してもいいのですが少し残念な点がいくつかあります。例えば
✔︎ ページで覚えてしまう
✔︎ 前後の単語から何の単語かわかってしまう
✔︎ 赤シートなどでわざわざ隠さなくてはいけない
✔︎ 意味をチラ見してしまった時に本当に自分の実力を試せているのか不安になる
✔︎ 順番を自由に変えられない(ランダムにできない)
などなどですね。考えられることはいくつかありますがやはり上記のような理由から本当にその単語を覚えられているのか不安になることは私もよくあります。
また単語帳は書籍であるためどこにでも持っていけるわけではないと思いますし、『いつでもどこでも』にはそぐわないのが現実です。
こうした中で単語カード、ここでは特にAPPなどのデジタルものは最高です。一度登録すればいつでもスマホで確認できますし、中には音声・画像登録ができるもの、シェア機能があるものもあります。
私自身は実際の紙のカードよりもデジタルを強くおすすめします。いくら小さな単語カードといえど、いくつも持ち歩くのは流石にめんどくさいですから。デジタルならスマホ一つで何千という単語カードを持ち歩くことができます。最後には私自身が使っている単語カードアプリを紹介しますのでぜひ使ってみてください。
作る過程は非効率的?
しかし中には
単語カード作るのって時間の無駄じゃない?
こう言った意見をよく聞きますが、基本的には今の単語学習で覚えられていない方はゆっくりでいいので単語カードを実際に作って使ってみることをおすすめします。
まず私の場合50単語分の単語カードをエクセルで作成するのに30分ほどかかります。見ずにタイピングができる方はもっと速く作れるでしょう。1日の中でたった30分で作れてしまうので、その後はひたすら覚えまくる❗️って感じでやります。
作るまでは確かに他の方の言う通り少しめんどくさいと感じる方もいると思います。しかし単語カードは作った後の学習効率が半端ないです。なので私は作る期間と覚える期間を分けてしまうこともあります。
後述しますが1日に500単語とか作ろうとすればそれは流石に非効率と言わざるを得ません。語学は継続が命ですのでせいぜい1日100単語とかでまずは限定した方がいいでしょう。
単語カードを使う際の注意
ここでは私が単語カードを作成・使用する際に注意していること紹介します。皆さんもぜひ参考にしてみてください。
✔︎ 1日に作る個数は上限100個まで
✔︎ 単語帳を一冊丸々単語カードには絶対にしない
✔︎ 覚えたらその日のうち、あるいは次の日までは一回覚える
主にこの3つです。順に説明します。
まず先ほど言った通り上限の単語数を指定しないと人によっては時間がる日にまとめて500個とか作る方がいますが、これはかなりモチベ低下に繋がるので単語カードを作る・覚えるをセットで考えるいいでしょう。
そして単語帳購入後即効単語カード作成に取り掛かる人がいますが、2000単語とかある単語を全部カードにするのは相当な時間がかかります。自分がどうしても覚えられない単語、重要だと思う単語のみをカードにするようにしましょう。
さらに一度作った単語帳は必ず覚えましょう。なるべく作ったその日に覚えてしまうのがベストなので単語数も手軽な50個程度がおすすめです。ちょっとした隙間時間なども活用して覚える努力をすれば、その日のうちだけでもとりあえず覚えることができます。もちろん回転率を意識して次の日の朝にもう一度確認でやってみるなどの努力も必要です。
私が使っている単語カードアプリ
最後におすすめの単語カードアプリを紹介して終わりにします。

このアプリはシンプルで非常に使いやすいです。パソコンとの連携もできるので私は『エクセルで作成→スマホに送信→反復学習』という形で行っています。詳しい使い方は別記事にて後で紹介させていただきます。
それでは今回はこの辺で、バイバイ👋