中国語学習方法

言語学習者必読‼【脳内占有率】を意識せよ

今回は中国語に限らず…


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もう何年も中国語勉強しているのに全然話せるようにならない…

こんな悩みを持っている方は是非読んでいただきたい記事になっています。

お久しぶりです。管理人のShuです。今回は意識すると語学力がぐっとアップする【脳内占有率】という話をさせていただきたいと思います。

中国語結構頑張っているのに全然話せるようになれない。逆に半年とか1年しか勉強していないのにペラペラ(に見える)人もTwitterとかにたくさんいて余計に落ち込む。みたいなことってありますよね。

しかしながらまず聞きたいのは

中国語の【脳内占有率】が何%か意識してますか?


はい、これが今回の記事で皆さんにお聞きしたいことです。当たり前に聞こえて、実はほとんどの人が意識できていないこの「脳内占有率」に関して今回は詳しく解説し、では脳内占有率を高めていくための学習法の例を提案させて頂きます。最後までお楽しみください。

言語学習における脳内占有率とは


脳内占有率】とは言葉の通り、ここでは中国語をメインに考えますが、1日24時間の中でどれだけの%を中国語が占めているかという指標を表すものです。具体的に数字で細かく正確に表せるものでは決してないので、体感で考えてもらって大丈夫です。

例えばめちゃくちゃ大雑把に言えば、日中は日本人学校に通っていて、朝と夜は家で両親と中国語を話すハーフは、単純に考えて「日:中=50%:50%」ですよね。ハーフでさえ中国語の役割は50%かそこらですよ。

もちろんかなりざっくしすぎてますし、日本人学校だけど中国語で休み時間話したり、両親で父は中国人で中国語で話すが、母親が日本人だから母とは日本語で話す、という人もいるのでもちろん一概には言えませんが。

ではこの【脳内占有率】があがるとどんなことが起こるのか?

当然その言語で考えることが増えるので、その言語の能力は習慣化していき、結果として上達していきます。逆に【脳内占有率】が低いものはどんどん脳内から追い出されて衰退してきます。

よくいる例として、次のようなものがあります。

・日中ハーフだけど、中国にずっと住んでいて、すごく小さいときは日本語使っていたのに、途中から中国語オンリーの生活に変わって日本語を忘れてしまった。

・留学に長いこと行って英語しか使ってなかったため帰国後に日本語の単語が出てきづらくなってしまった。


このように【脳内占有率】が関係している例は結構あります。

下の動画ではサッカー日本代表の「長友選手」がインタビューに答えていますが、彼はずっとイタリアでプレーしていたためイタリア語のほうが優先順位があがり、日本語が出づらくなったそうです。


このように単純に【脳内占有率】を増やすことができれば語学力、少なくとも会話能力はぐんと上がります。

留学に行く人がたった1年でペラペラになって帰ってくるのは、要は日本語の脳内占有率を下げて、英語や中国語などの脳内占有率が、環境と意識によって引き上げられたからなんですね。

英語を英語で考えろ!


中国語界隈ではそもそも発信者が少ないのであまり聞かないかもしれませんが、「英語を英語で考えろ!」と言ってる人は英語界隈にごまんといます。

それもそのはずで、「日本語→英語」と脳内で翻訳している人は日本語の占有率のほうが高くなるのに対し、「英語→英語」でしている人は英語の占有率が限りなく100%に近寄ります。

このように理屈で言えば、その言語のみで考えれば脳内占有率を100%にできるため、その言語で思考することを習慣化でき、ネイティブと同じマインドを作れるわけです。

ネイティブと同じマインドになることができれば、当然話せるようになっていきます。

けど、簡単ではない


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でも、そんなこと言われたってまだ始めたばかりだし、その言語で考えろなんて無理だよ…。


こう思った方も多いんじゃないでしょうか?それはそうですよね、理屈はわかったけど、すぐできるものではありません。そこそこのレベルが求められるのは確かです。

英語で言えばTOEIC800点以上の人でも、英語の脳内占有率が日本語より高いということはほぼありません。(海外暮らしならあり得ますが)

やはり日本で暮らし、日本の学校に通い、周りもみんな日本人、働く人たちも日本人、このような環境では日本語マインドから抜け出して英語や中国語をメインに置くのは至難の業ですよね。

なので英語や中国語などを本気で話せるようになりたい方がまず目指すべきは「1%でも脳内占有率をあげる」ということです。

そうです、1%でいいのです。日本語9割、外国語1割でもいいのです。大事なのは意識して脳内占有率を少しでも上げること、ようは

日本語を含まない時間を1日の中でできる限り設けること、ここが重要なのです。』(もちろん連続して中国語オンリーではなく、日本語を挟みながらでも構いません。ようはその言語に触れる時間を1分でも増やすということです)

次項では具体的な方法を紹介します。

具体的な占有方法


まず私は中国語をメインにしていますので、中国語を軸に解説します。

そもそもこの段階で求められるレベルは「hsk4級8割合格」ぐらいですね。ようは初級文法・単語をすでにやり終え、これから5級を目指す、ぐらいのレベルです。「ゆっくりだけど、相手が優しい人だったらなんとか会話ができるかな~ぐらいのレベルです。」

もちろん全然わからない初級段階でもダメではないですが、基礎文法・単語は頭に入っていると効率的です。

ではどのような例が脳内占有率を高める例なのか、以下のようなものがそれです。

字幕も音声も中国語で映画やテレビを見る

辞書なしで本を読む

わからない単語を中中辞典で調べる

日本語がわからないネイティブと会話をし、聞き取れない部分を中国語で説明してもらう

独り言を脳内で考えるとき中国語で考える

友達と中国語で会話する


ぱっと思いつくのはこんなところですね。もちろん他にもあると思います。

けれども注意していただきたいのは100%中国語を求める必要はないということです。

例えば、テレビを中国語で見たとして、わからない単語のオンパレードだったら?そもそもそんなものはその人にとって「雑音」でしかありません。中国語として自分の中に認識されないので、語彙力もリスニング力もあがりません。

なのでこういうときには「日本語」を使って調べたりして全然良いのです。

大切なのは「少しでも脳内占有率をあげること」です。そのためにはその言語に触れる時間を長くしなければいけないわけです。

私のおすすめ占有方法


では、その言語で考える・触れる時間を増やすために私自身が超絶意識していたことについてお話します。

✅Youtubeで字幕付きのお気に入りを探し、何度も見た。この際日本語はほぼ介さず、わからない単語に出くわしたら中中辞典や百度で調べた

✅一人で考えることが多いので、中国語で考えるように努力した。初めからできるわけもないので、まずはゆっくり日本語→中国語で訳す練習をした。

✅自分の日常生活における行動を中国語でどう表現するのか常に疑問に持ちながら、その都度調べ、時にはノートに書いた。一回覚えたら日常生活ではもう中国語でその場面を描写できるはずなので、以後中国語で考えるようにした。

✅日本語がわからない中国人と「Hello Talk」で電話をし、自分の言いたいことがわからなかったら別の言葉で伝えられるように自分の知っている表現で言い換える練習をした→超重要❕


こんなところでしょうか。とにかく日本語の時間を減らして、中国語で考えるようにしたわけです。上にも細かく書きましたが、初めからできる人なんていません。

しかし皆さんご自身を振り返ってみて、そんな毎日新鮮で新しい毎日を送っていますか??結構おんなじことを考えたり、友人といつも同じような話題で会話したりしていませんか?

そういう方こそチャンスです。まずは日本語を通してで良いので、中国語でなんて言うのか調べましょう。調べたら今度は中国語で考えるようにして、だんだんとこれを習慣化していけばマインドを作ることができます。

一人で考える時に中国語で考えるようにするのも非常に効果的ですし、Youtube等でひたすら中国語に触れるのも単純に脳内占有率をあげるのに役立ちます。

よく英語でペラペラの人に聞くと「ずっと海外ドラマ見てた」と答える人がいますが、これも脳内占有率が上がったというのが一つの理由ですね。

以上のように【脳内占有率】を意識できる人は日本にいながらでも確実にその言語ができるようになります。留学や海外で働いている人に比べて、脳内占有率を国内であげるのはかなり意識しないと難しいです。やはり周りとの会話も環境も全部「日本語」ですから。

だからこそ「意識、いしき、イシキ、ISHIKI」です。とにかく意識して、中国語でなんて言うんだ?というマインドを常に持って、調べ覚え習慣化し、そして空いた時間は中国語の動画を見る。

こういった努力を通していくことで話せるようになっていきます。
いつまでも日本語で書かれた参考書を開いて、日本語で理解し、考え、1時間机に向かった程度では中国語の脳内占有率など1%にも満たないでしょう。

まずは机に向かう勉強以外にも「中国語で考える」→【脳内占有率】をあげる努力をし、継続していきましょう。

ただ触れるだけでは無駄


けれども、ただ中国語に触れればいいかと言ったらそうではありません。上達の更なるカギを握るのは「コンセントレーション=集中力」なのですが、こちらは次回記事にて…。

ここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。次の記事で会いましょう。バイバイ👋

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