HSK5級 7ヶ月で240点で合格!東京外大生が実践した勉強法まとめ


HSK4級に合格した次は5級



皆さんこんにちは管理人のShuです。今回はリクエストの多かったHSK5級の勉強法について書かせていただきます。

まず私自身の中国語学習歴を簡単に紹介します。

・2018年 東京外国語大学中国語学科入学
・同年4月終わり 真面目に中国語学習がスタート
・同年9月 HSK4級に270点、つまり9割で合格

・3カ月間スピーキングのみの期間を設けて日本にいながら中国語をコミュニケーションがかなり取れるレベルまで成長

2019年 1月 HSK5級に243点で合格
【听力】:84、【阅读】:85、【书写】:74

・同年3月 HSK6級に220点で合格


・2020年現在マレーシア留学中



HSK5級自体は約7カ月ほどの勉強で243点(8割越え)で合格しています。もちろん留学経験も無いし、中国語に幼い頃から触れていたわけでもなく純ジャパからの積み重ねでした。

さてそれではHSK5級で8割以上獲得するために実践した勉強法についてですが、HSK4級との違いをまずは簡単に確認しておきましょう。それだけでも勉強の指針が立ちます。

HSK4級
・リスニングは聞こえた単語が答えになることが多かった
・必要単語数は1200語
・作文は並べ替えと短文がメイン

HSK5級
・リスニングはテクが4級と比べるとあまり通用しない⇨根本的なリスニング力が必要
・必要単語数は2500語
・作文は80字×2個の自由作文(単語は5つ与えられてそれを使った作文)



ここからわかる通りHSK5級は小手先のテクニックではなく根本的な中国語力の底上げが不可欠です。次項で私が実践した勉強法を解説していきますので何から勉強を始めたら良いかわからない人は参考にしてください。

用意したもの



まずは勉強の際に用意したものですが、過去問と単語帳のみです。
5級からは合格という概念がないのでここでは180点以上を合格扱いとしますが、HSKに合格したいだけなら過去問を徹底的にやりこむというのが王道で、かつ一番効果が高いです。

と言っても、いきなり過去問に入ったわけではありません。5級の問題と戦うのに必要な単語数が不足していては到底立ち向かえないのでまずはじっくり時間をかけて語彙数を増やすのが賢明です。私が使った単語帳はこちら⇩



今では「トレーニングブック」の方も出ておりますのでご自身の好きな方をチョイスすれば良いと思います。

過去問は2015年度版と2018年度版の2つ用意しました。過去問も10セットあれば十分すぎると思います。

単語の覚え方



HSK5級に必要な語彙数は約2500単語です。しかし、この内1200単語は4級までの単語なので単語帳では新しく1300単語を学ぶことになります。

HSK4級の勉強法のところでも書きましたが私の単語学習の軸となるのは「回転率」です。そのやり方を簡単に紹介しましょう。

・1つの単語に時間をかけるのではなくスパスパ進み、まずは1周する。

・2周目からは知らない単語、漢字からは判断がつきにくい単語など「自分が本気で覚えるべき単語」をチェックなどをつけて選別する。

・3周目以降はチェックがついている単語を重点的に学習する。3周4周としていくと次第にもっと覚えてる単語・覚えていない単語に分かれてくるので、覚えられない物には印をつけておく。

・周回数を重ねるごとに始めは1300単語あったものが次第に減っていき、1周するために必要な時間が大幅に減ってくる。

・全部覚えられるまで何周もする。その際にちょくちょく覚えたはずの単語も再度チェックしてあげる。


なぜ「回転率」が大切なのか


ダルマのアイコン素材

スパスパやったら覚えられなくない?書いたりして時間をかけてじっくり覚える方が良いんじゃないの?



こう思う方も結構いるようで、確かに単語数が50個など多くないときはじっくりと覚えても良いかもしれません。

しかしこういう方は重要なことを意識できていません。

人間は時間が経てば忘れる」ということです。



HSK5級の単語数は1300単語もあるのでなるべく早く単語を覚えたい人は1日に100単語やったとしても二週間かかります。しかも2週間後には最初にやった100単語の存在など忘れているのが一般的です。

ここでも「エビングハウスの忘却曲線」を紹介しましょう。まずは下画像をご覧ください。



この表は時間と共に、どれだけ記憶したことが頭に残っているかを示しています。逆にいえば、どれだけ忘れるかということも分かりますね。

人が何かを学んだ時、

  • 20分後には42%忘れる
  • 1時間後には56%忘れる
  • 9時間後には64%忘れる
  • 1日後には67%忘れる
  • 2日後には72%忘れる
  • 6日後には75%忘れる
  • 31日後には79%忘れる



1日後にはなんと7割もの単語を忘れてしまうのが一般的なんですね。
せっかく一度覚えた単語が完全に忘れてしまう前に復活させてあげるために「回転率」が大切です。ですから私は1日200単語を目安に進めました。
これなら他の場所で知った単語や日本語と意味も形も同じ単語などもあるので1週間で1周できます。

しかし一応注意があって、このデータは「子音・母音・子音」からなる無意味な音節を覚えた時の記憶のデータであるということです。つまり何か意味を含んでいた単語である場合、例えば日本語と同じ漢字が使われているとか、ドラマで見たことがあるとか、こうした場合は記憶定着率が変わってくるので一概にはこの通りに単語を忘れていくとは言えなくなります。
しかしこの忘却曲線は一つの指針になりますので、これを意識して回転率を上げていくというのはとても大切です。


読解の勉強はやらなくて良い?



私は日本人としての恩恵を最大限に発揮できるのは当然読解問題になると考えているので極論「単語の勉強=読解の勉強」だと思っています。

ですから何か別途読解対策にやったことがあるかと言ったら何もありません。

実は英語のセンター試験などでも同じことが言えるのですが、外国語試験に読解ができない人は「単語不足」であることがほとんどです。読解ができないと何度も新しい問題を解くのではなく、まずは完璧と呼べるまで1300単語覚えてみてください。

リスニングは過去問とそれ以外もやれ!



読解は正直時間をかけて対策する場所ではないと言いましたが、逆に日本人にとってリスニングは最も難しく最も対策という対策が無い分野でもあり、しっかりと勉強が必要な分野です。

これからHSK5級を目指す方は毎日リスニングの勉強をやるのが一番の近道であることを意識しましょう。リスニングの練習教材は過去問を使うのが一般的ですが個人的には過去問のリスニングをずっと聞いてられるかと言ったらつまらなすぎて飽きてしまいます。

前記事にてオススメYoutubeを紹介しましたがそう言った動画も活用しながら毎日とにかく中国語を聞くことが大切です。その際音読も入れると効果が上がるでしょう。またオススメなYouTube教材として一つ【主持人大赛】というものを紹介しておきます。

⇩チェック✔︎
中国語の勉強に最適!おすすめYouTuber4選を紹介❗️




司会者の方々なので発音は無論完璧でとても聞き取りやすいです。一人当たりの発表時間が約3分と短く、字幕も全てについていますのでHSKリスニング対策にしっかりと使える思います。ぜひみて見てみてください。

作文は毎日作文と添削をしよう



作文ができるようになるには毎日書くしかありません。もちろんスピーキング練習をちゃんとしている方は口から出すか手で書くかの違いでしか無いので作文も出来たりするのですが、作文はスピーキングよりも文法や単語の使い方など正確さが求められます。

そのためには毎日作文をするのが良いのですが、適当に日記を書いても対策になりませんのでHSK5級にあった対策をしましょう。例えば作文一つ目は次のような問題です。

99.请结合下列词语(要全部使用),写一篇 80 字左右的短文。
  结账、干脆、感谢、临时、海鲜

訳:下の単語を全部使って80字前後の短文を書いてくださいな。



こうした問題への練習方法は、まずは単語を完璧にしてください。選択肢の中で知らない単語が出てきた瞬間にゲームオーバーになってしまいますので、読解同様日々の単語練習が作文練習の一環だと意識しましょう。

また単語帳を用意してランダムに5個選んでそれを使って自分で作文するというのも私自身よくやっていました。文章を書く練習も大切ですが、どんな単語の組み合わせでも文章を「でっちあげる」言いすぎました、「自由に創作できる」力は必ず身につけておきたいですね。

また作文二つめは絵を見てお話を自分で創作する問題で、こちらも80字です。



こちらはご自身のカメラアプリに入ってる画像やGoogle画像検索を使いながら適当に画像を選び即興でお話を作る練習をしましょう。

必ず添削をしてもらおう



せっかく書いた中国語の作文は必ず添削を挟むようにしましょう。10個下手くそな文章を描き続けてもスピードは上がるかもしれませんが文章はおそらく幼稚なままです。必ず書いたら添削をしてもらって改善して、2回目3回目はもっとレベルの高い文章を書けるようにしましょう。

添削はプロの人に見てもらうのが一番いいのですが、お金をかけたく無い人も大勢いることと思います。今では「Hello talk」という素晴らしい言語学習交換アプリがありますので是非登録してタイムラインに自分の書いた文章を載せてみましょう。必ずすぐに優しいネイティブの方が添削してくださるはずです。

HelloTalk ハロートーク - 英語 勉強 アプリ
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開発元:HELLOTALK FOREIGN LANGUAGE EXCHANGE LEARNING TALK CHAT APP
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※ネイティブ添削をしてもらうと頻繁に「AさんとBさんで添削のポイントが違うな」という場面に直面します。こうした場合はまずはご自身で書いた日本語と照らし合わせながら添削してくれた方がそもそも日本語を理解できているのかを調べましょう。それを踏まえた上で自分が書きやすい比較的優しい文体で書かれているものを選んで添削するといいでしょう。プロでない以上仕方ないのですが時々全く変な添削をしてしまう方もいますのでネイティブ=絶対信頼!という考えは捨ててしっかりと吟味しましょう。(添削してもらっている立場なのでもちろん感謝は伝えましょうw)


過去問は2週間〜1カ月前から始めよう



過去問分析は大切なのですが過去問だけやっていても点数は上がりません。過去問を始める前にまず単語をしっかり単語帳で覚えたかどうかを確認することをオススメします。

過去問から新しい単語を覚えることも多くありますが、単語帳に載っている単語ぐらいは最低限しっかり覚えてからやると過去問を「確認」として使用することができます。個人的な目安として

・単語練習3カ月
・同時並行でリスニング練習も欠かさず
・テストの2週間〜1カ月前に過去問を始め、最低でも過去問一冊、つまり5セットは2回以上解いてテストの形式に慣れる



このように進めるのが王道でかつ結果的に効率がいいのかなと思います。

よく「まずは過去問を解いて現状を知るのが大切」という意見を聞きますが、確かに5級の勉強に入る前に1セットぐらいはお試しで解いてみてもいいかもしれませんね。4級からすぐに5級にチャレンジする方は是非一回解いてみてください。おそらく4級とのギャップに驚き勉強に身が入ると思います。

まとめ



ここまでの話をまとめて今回は終わりにしたいと思います。

HSK5級対策まとめ

・リスニングはテクが4級と比べるとあまり通用しない⇨根本的なリスニング力が必要
・必要単語数は2500語
・作文は80字×2個の自由作文(単語は5つ与えられてそれを使った作文)

・用意したもは「単語帳」と「過去問」
・単語暗記は「回転率」を意識
・読解よりもリスニング重視
・作文はなるべく毎日書いて添削
・過去問は2週間前〜1カ月前からを目安に始める



それでは今回はこの辺で、バイバイ👋

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